06/25リノベコラム#002リノベに恋をして 後篇

『「いつか」自分の家が欲しい。』そう思っていた私の夢は、「中古住宅×リノベ」に出会い、叶えることができた。

「いつか」は待っていては一生こないもの、「いつか」は自分で作るもの、と 歳を過ぎてようやく気づいたのだ。ここまでが前回の話。


さて今回は、私が「中古住宅×リノベ」に恋をした点について書き綴っていきたい。

皆さんは、「理想の暮らし」・「こんな暮らしがしたい」などがあるだろうか。きっと、多くの方は漠然とした理想や願望・夢があると思う。

私も、雑誌やインスタで素敵なライフスタイルの写真を見る度に、こんな素敵な暮らしがしたいと漠然とした憧れを持っていた。

いざリノベで自分だけの特別な住まいをつくるとなった時に、「はて?私は具体的にどんな暮らしがしたいのかな?」と立ち止まってしまったのだ。

その憧れや理想があまりにも抽象的なものばかりだったから。

そこで、「いつか」使おうと思い収集していたお気に入りの雑貨を眺めたり、保存していたときめき写真を見返したりし、自分の「好き」・「ときめき」と向き合うことにした。

あまりにも漠然とした憧れだったものが、リスト化され、言葉にすることにより、「自分の好き」が具体的になっていった。これは、物件選びの時も同様だった。

どんな場所に住みたいか、譲れない条件は何かを書き並べていくことで、頭の中が整理されていく。単純だけど、自分と向き合う時間は、これからつくる理想の暮らしには欠かせない作業だったのだ。

私の憧れの「したい暮らし」のキーワードは、「四季を感じる」・「ホームパーティー」・「趣味の手芸」・「植物」に絞られていったのだった。

さて、「中古住宅×リノベ」だとどうして「したい暮らし」が叶うのだろうか。それは、まずは「中古住宅」を活用するので、新築住宅より費用がかからないこと。また、自由設計なので、自分だけのオリジナルの間取りや内装が叶うこと。注文住宅と言えど、新築マンションでは間取りはほぼ決められている中から選ぶことが多い。

建売住宅や賃貸住宅では、それすら叶わない。

「中古住宅×リノベ」なら、建物本体に予算がかからない分、内装や家具インテリアにこだわることも出来るのだ。さらに、「365リノベ」なら「したい暮らし」から間取りをプランニングしてくれるので、「理想の暮らし」が叶うのだ。

我が家の間取りは、プライベートでも仲が良く付き合いも長いスタッフが担当してくれたこともあり、まさに想像以上の仕上がりだった。私の要望としては、「大きなダイニングテーブルが欲しい」という一点のみ。一人暮らしには大きいが、念願のホームパーテーや手芸をするときに大活躍なのだ。さらに、季節の変化に合わせて棚のディスプレイを変えたり、ポスターを変えたり、四季の移り変わりを空間で愉しむことも。

あの時、唯一まだ早いと思って言葉にしなかった「いつか猫と暮らしたい。」という夢も、入居して5年後に叶えることが出来た。雑貨好きの私のために作ってくれた壁の棚は、図らずも猫様のキャットウォークになったのだ。

「中古住宅×リノベ」で「したい暮らし」を叶えた私は、それはもう充実した毎日を過ごすことができ、心も豊かになった。デザインの良さもさることながら、「したい暮らし」が叶うというのが、リノベと恋に落ちたポイントだったのだ。

【今回の著者】
佐藤裕子
入社17年目。
365リノベで自分だけの城を手にし、自らを「リノベ女子」と名乗る。
365リノベサイトでもリノベコラムを執筆中。